洗面台をアイカ工業の「スタイリッシュカウンター」にしました。
ここでは我が家が採用した仕様(サイズ)から、実際に使って感じたことを紹介したいと思います。
アイカ工業の「スタイリッシュカウンター」を検討中の方は参考にしてみてください。
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【施工例】アイカの「スタイリッシュカウンター」
洗面所の広さは「1.5畳」。
カウンター、タイル、水栓、鏡、タイルなど、そろぞれセレクトできる造作洗面所にしました。
関連記事≫【1.5畳】洗面所のレイアウト公開!こだわりの設備から収納を紹介
洗面台はアイカ工業の「スタイリッシュカウンター」を採用。
カウンターのサイズ(寸法)
アイカの「スタイリッシュカウンター」は自由度が高く、寸法も特注という形で設計が可能です。

単位:㎝
寸法に関しては特に細かな指示をしたわけでなく、基本はインテリアコーディネーターにお任せして、気になるところは変更してもらいました。
例えば、ボウルの位置など。(あとで解説します)
スタイリッシュカウンターの仕様
仕様
- デザイン:シームアンダーデザイン
- 化粧板:メラミンポストフォーム
- カラー:K-6115KN
- ボウル:KMB5AGW-1
デザインは「シームアンダーデザイン」
アイカ工業の「スタイリッシュカウンター」は全部で4種類。
- シームアンダーデザイン
- オンボウルデザイン
- ベッセルデザイン
- セットインタイプ
我が家が採用したのは「シームアンダーデザイン」。
「シームアンダーデザイン」はボウルと天板が一体型になったデザイン。
つなぎ目にコーキング材が使われておらず、ボウルと天板のあいだに段差がありません。
また、天板の素材(色)もいくつかあり、お家の雰囲気に合わせて自分好みに選ぶことが可能。
この洗面台の一体感とスタイリッシュな見た目が人気の理由の一つと言えます。
化粧板は「メラミンポストフォーム」
シームアンダーデザインの化粧板は3種類の中から選べます。
- フィオレストーン
- コーリアン
- メラミンポストフォーム
我が家の化粧板は「メラミンポストフォーム」になります。
メラミンポストフォーム最大の特徴は天板とボウルの接合部分。
「フィオレストーン」と「コーリアン」は縁の部分がボコッと飛び出ているのに対し、
メラミンポストフォームは天板とボウルが滑らかに接合されています。
この接合部分だけで洗面台の印象もだいぶ変わってきます。
硬さは「コン、コン」プラスチックのような感覚があり、大理石のような硬さはありません。
メラミンポストフォームは化粧板に熱・圧力をかけて一体成形させているため、継ぎ目がないのも特徴。
実際に見てみると繋ぎ目らしき場所が確認できず、一体感がめちゃくちゃあります。
カラーは「K-6115KN」
カラーは100種類以上あり、その中から自由に選ぶことができます。
クロス、タイルと合うようにグレー系に絞った結果、「K-6115KN」に決めました。
白系、木目、モールテックス風が多い中、単色のグレーはあまり見かけないと思います。

サンプルを取り寄せて決めましたが、やはり実物とは雰囲気が違います。
可能であれば展示場で原寸大に近い形で見たほうが良いです。
ボウルは「KMB5AGW-1」
ボウルはアイカの「KMB5AGW-1」。
サイズは以下の通り。

単位:㎝
サイズに関しては特に使いやすいとか、使いにくいとかはないです。
しいて言うならオーバーフローはいらなかったかも。
つけ置き洗いとかはお風呂場でバケツに溜めてやるので、洗面所に水を溜めることがないからです。
また、オーバーフローの穴の掃除も面倒ですし、なくてもよかったかなと。
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ボウルは右に寄せた
ボウルは右側に寄せてもらいました。
理由は2つ。
- スペースに物を置きたかった
- コンセント側を広げたかった
スペースに物を置きたかった
洗面台の上にモノを置く場所を確保したかったのが一つ目の理由。
ど真ん中へボウルを置いて左右に中途半端なスペースを作るくらいなら、思い切って右側に寄せてしまおうという考えでした。
右側へ寄せたことで赤枠のスペースが確保でき、スマホ、ケア用品、化粧品、タオル、ドライヤー、ティッシュペーパーなどが置けるように。
また、ニッチから取り出したものを一時的に置いておくこともできるので、何かと使い勝手はいいです。
アパート時代は洗面台が狭すぎて、洗濯機の上に物を置いていた記憶があります。
ボウルを右側に寄せてスペースを確保したのは正解でした。
コンセント側を広げたかった
左側の壁にはコンセントがあります。
このコンセントを使うと想定した場合、電化製品を一時的に置くスペースが欲しかったからです。
例えばドライヤー。
ドライヤーをカウンターに置いたまま他の作業ができたり、次の人がそのまま使えるように置いておくことも可能。
また、電動歯ブラシの充電器やヘアーアイロンなんかも置けたり。
仮にスペースがないほうへコンセントを付けていたとしたら、
コードが「だらん」と洗面台の前を這ったり、電化製品によってはコードが届かない可能性も。
コンセントの近くには電化製品が置けるスペースがあったほうが便利。
関連記事≫【Panasonic】アドバンスシリーズの施工例と後悔ポイント
【レビュー】アイカの「スタイリッシュカウンター」
アイカの「スタイリッシュカウンター」を実際に採用してみて感じことは以下の通り。
メリット
- 自由度が高い
- お手入れが簡単
- カウンター下のボウルが丸見え
- 接合面が黄ばむ
- 配管部分の棚板がコの字型になる
自由度が高い
アイカの「スタイリッシュカウンター」は自由度が高いです。
- 「デザイン」×「化粧板」×「カラー」
この3つを自由に組み合わせて、自分好みの洗面台を作ることができます。
「デザイン」と「化粧板」はサッと決めることができましたが、カラーに関してはホントに悩みました。
気に入った中からサンプルを取り寄せてもらいましたが、それでもなかなか決めることができませんでした。
それだけ自由度が高くて迷います。
自由度が高いことはいいことですが、何が正解か分からなくなってしまうことも。
アイカの「スタイリッシュカウンター」を検討中の方は、デザインやカラーの方向性だけでも決めておいた方がいいです。
お手入れが簡単
「シームアンダーデザイン」×「メラミンポストフォーム」はお手入れが簡単。
なぜなら化粧板とボウルのあいだに段差や隙間がなく、汚れが溜まったりすることがないからです。
天板に汚れが染み込むこともなく、水ハネがあったらサッと拭くくらい。
やることと言えばボウルの中の汚れ、排水口、オーバーフローの穴を綺麗にする程度。
天板にボウルが乗っているタイプよりもお手入れが簡単なのは間違いないです。
カウンター下のボウルが丸見え
カウンター下のボウルや配管が丸見えになります。
そもそも「スタイリッシュカウンター」はカウンターのみの扱いとなります。
そのため、収納が付いておらず、ボウルや配管が丸見えになります。
※アイカの「スマートサニタリー」という既製品には収納が付いています。
一応、前垂れの長さも自由に設計できます。(我が家は12cm)
寸法を長めにすればボウルを隠すことは可能なようです。
ただ、前垂れを長めにしてしまうとスタイリッシュさが欠けてしまいます。
下から見るとこんな感じ。
前垂れの厚みで天板が作られるわけでなく中は空洞になっています。
それにしてもボウルの存在感がありすぎる・・・。
なかには造作で隠しているお施主さんもチラホラ見かけますので、相談してみるのもアリかと。


- 「スタイリッシュカウンターをやめて既製品にするか?」
- 「ボウル、配管は隠さずあえて見せる収納にするか?」
私はボウルや配管が見えたほうが造作っぽくてオシャレだと思いますが、奥さんはできることなら隠したかったみたいです。
接合面が黄ばむ
「メラミンポストフォーム」は化粧板とボウルの接合部分が黄ばみます。
この黄ばみは素材の特性によるものだそうで、公式にも以下のように記載があります。
ご注意:メラミン化粧板の種類により接着部分(エッジ部分)の表情が変わります。
- ホワイトコア化粧板の場合、エッジ部は黄味がかって見えます。
- シームアンダー加工のボウル取付部表面見え掛り部分は、メラミン化粧板の色柄によっては、ボウルの基材色(白色)が透け、うっすら輪郭が見える場合があります。ボウル取付構造上によるもので性能には影響ありません。
- ホワイトコア・イエローコアは時間の経過とともに色濃くなる場合があります。
カタログによると、ホワイト、イエロー、グレーは時間の経過とともに色濃くなる場合があるそうです。
まさに我が家は薄めのグレー。
めちゃくちゃ目立ちます。
入居当初この黄ばみはなかったのですが、しばらくすると「なんか汚れてる」と気づきました。
最初は水垢かただの汚れかと思いましたが汚れが落ちず。
インターネットで同じ現象の方を見つけて事実を知りました。
素材の特性だとしてもこれは気になる。
遠目から見てもうっすら黄ばんでいるのが分かります。
カタログを隅々まで読まなかった私たちに落ち度はあるのですが・・・。
もしこの事実を知っていたら化粧板の色を濃いやつに変更していたか、
「フィオレストーン」もしくは「コーリアン」を採用していたと思います。
配管部分の棚板がコの字型になる
棚板を付ける場合、配管部分を避けるためにコの字型にカットされます。
我が家の場合は壁排水なので棚板を下げて配管を避けることも可能でしたが、
下げた壁の位置に点検口を付ける関係上、無理だと言われてしまいました。
コの字型になるのはいいのですが、このスペースをどう使うかが問題。
バスケットも入りませんし、奥行きも中途半端ですし・・・とりあえず今は何も置かず見せる収納に。
気になるなら「スタイリッシュカウンター」をやめて既製品にしてしまうか、
造作棚で隠してもらうか何かしら対策が必要になってきます。
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「スタイリッシュカウンター」の後悔ポイント
後悔ポイント
- オーバーフローは不要だった
- フランジレスにすればよかった
- やはり黄ばみが気になる
オーバーフローは不要だった
「オーバーフロー」は不要でした。
なぜなら、シロップシンクのように水を溜めたりすることがないからです。
また、お掃除が面倒なのも理由の一つ。
とくに「オーバーフロー」の中はお掃除がしづらく、どうしても汚れが残ってしまう始末。
これらを踏まえると「オーバーフロー」は不要だったかなと思います。
フランジレスにすればよかった
ボウルを「フランジレスタイプ」にすればよかったです。
フランジとは排水口にある丸形の金具みたいなやつです。
このフランジに水残りがあると汚れの原因になったり、放置していると何かと不衛生。
これらを改善したのが「フランジレスタイプ」のボウル。
「フランジレスタイプ」は排水口に汚れが溜まりにくく、お手入れの手間がかからないのがメリット。

カタログによると「フランジレスタイプ」の方が5,000円くらい高いです。
ただ、「フランジレスタイプ」はオーバーフロー有になってしまうようです。
お手入れの手間を考えたら「フランジレスタイプ」にすればよかったです。
やはり黄ばみが気になる
重ねてですが、やはり黄ばみが気になる。
お手入れしやすいのはめちゃくちゃ高評価ですが、この黄ばみがどうしても目についてしまいます。
ホワイト系など薄めの色合いだと黄ばみが色濃く出てしまうようです。
どうしても「メラミン化粧板」を採用したい場合は、
「化粧板の種類によって、黄ばみがどのくらい色濃く出るのか?」確認したほうがいいです。
6月よりメラミン化粧板が値上げ
アイカ工業は6月よりメラミン化粧板を10~15%値上げすると発表しました。
これは原材料の高騰、物流やエネルギーコストの増加によるもの。
スタイリッシュカウンターも対象商品となります。

具体的な時期は6月2日の出荷分からの実施となります。
今回も含めて値上げは過去にもされたことがあり、
今後さらに値上げされる可能性もあります。
新築、リフォームでアイカ工業の製品を検討中なら早めに導入したいところです。
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【総括】アイカのスタイリッシュカウンター
デザイン、お手入れのしやすさは大満足です。
ただ、黄ばみが気になるだけ。
工務店の方もすべてを把握しているわけではありませんし、カタログをよく読まなかった私たちにも落ち度はあります。
「スタイリッシュカウンター」に限らず選択肢が多い設備は自分たちでよく調べることが大切。
メーカーに確認したり、インテリアコーディネーターとよく相談するのが重要と言えます。
アイカの「スタイリッシュカウンター」を検討中の方は当記事を参考にしてみてください。