お金、住宅ローン

頭金なし(0円)で住宅ローンを借りた話。実体験に基づいて解説

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頭金なし(0円)で住宅ローンを借りました。

頭金を支払った方が利息分や月々の支払い額が安くなります。

ただ、なかには

施主B
施主B
頭金に充てる現金がない
頭金を払えるほど余裕がいない
施主D
施主D

なんて方もいるはず。

今回は頭金なし(せざるを得ない)で住宅ローンを組んだ我が家の体験談を解説したいと思います。

頭金なし(0円)で注文住宅を建てようとしている方は参考にしてみてください。

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当サイトの情報は個人の意見・見解であって性能を保証するものではありません。

我が家の住宅ローン事情

我が家の住宅ローン事情は以下のとおり。

我が家の場合

  • 借入額:4,700万円
  • 借入期間:35年
  • 金利タイプ:変動金利0.7%
  • 保険:団信+8疾病保証
  • 銀行:地方銀行
  • 頭金:なし(0円)

借入額4,700万円は建物代、土地代、諸費用すべて合算した金額です。

35年ローンの変動金利0.7%で借りました。

メインバンクとして使っていたこともあり、金利に関しては優遇してくれました。

月々の支払額は12.5万円になります。

※一部、諸費用を自己資金で支払ったため、100万円ほど繰り上げ返済しています。

頭金をなし(せざるを得ない)にした理由

施主B
施主B
頭金なしにしたのは何故?

我が家は頭金なしで住宅ローンを組みました。

あえて頭金なしにしたわけではなく、せざるを得ない状況だったのもあります。

ですから、必ずしも頭金なしが正解ではないので参考程度までにお願いします。

頭金なし(せざるを得ない)にした理由は以下の通り。

現金を持ち合わせていなかった

そもそも現金を持ち合わせていなかったこと。

頭金の相場は購入金額の10~20%と言われており、4,700万円を借り入れた我が家だと470~940万円という計算に。

当時の貯金額は数百万円ほど。

頭金として充てるほどの現金はありませんでした。

仮に100~200万円出したとしても月々の支払い額は数千円減る程度。

35年という期間を考えると数千円でも減らしたい所ですが、

住宅にかかる諸費用や当面の生活を考えて現金は保有しておきたい考えがありました。

貯金額が1000万円以上あるなら頭金を出していたかもしれませんが、

当時の貯金額からすると頭金に充てるほどのお金は持ち合わせていなかったです。

諸費用のことを考えて

諸費用のことを考えて現金を残しておきたったからです。

何もかも初めての家づくり。

実際にどのくらいの諸費用がかかるのか見当もつきませんでした。

そのため、支払いに対応できるように数百万円程度の貯蓄はしていました。

そして実際にかかった金額は以下の通り。

  • 工務店との契約金:165,000円
  • 設計費申し込み:165,000円
  • 土地の手付金:300,000円
  • 登記関連:400,000円

総額にすると100万円

登記関連については住宅ローンに含めることができましたが、融資のタイミングもあってか自己資金から出す形となりました。

住宅メーカー、建物(土地)の大きさによって費用は異なるので、必ずしもこれだけの金額が必要になるわけではないです。

いずれにしろ現金はかならず必要になるため、ある程度の現金は保有しておきたいところ。

現金(金融資産)を減らしたくなかった

今ある現金(金融資産)を減らしたくなかったのも理由のひとつ。

性格上、現金(貯蓄)がないとどうしても不安になってしまいます。

例えば以下のこと。

  • 病気等により働けなくなった
  • 給料が下がった
  • 医療費でお金が必要になった
  • 冠婚葬祭など急な出費に備えて
  • 家の修繕費

実際に残業削減により給料が減ってしまった期間もあります。

これらイレギュラーなことを考えると、

当面の生活に困らないような現金(貯蓄)は残しておきたい考えがありました。

あとは金融資産を崩したくなかったこと。

長期保有を前提としているため、今ある金融資産(投資信託)を崩したくなかったからです。

コツコツと積み立てきたのに、わざわざ現金化して頭金として使うことに抵抗がありました。

実際、金融資産(投資信託)を崩さなかったおかけで、着実に資産は増えています。

利息や月々の支払いを減らしたいなら頭金を出した方がいいのは事実。

ただ、我が家のように「現金は手元に残しておきたい」、「金融資産は保有しておきたい」なんて方もいるはず。

頭金なしも選択肢のひとつと言えます。

住宅ローン控除を最大限活用できる

頭金なしでローンで組むことで、住宅ローン控除を最大限活用できる可能性があります。

住宅ローン控除

住宅ローンを利用して住宅を新築、取得、増改築した場合、毎年(年末時点)のローン残高の0.7%を最大13年間、所得税や住民税から控除できる制度

「住宅ローン控除」とはローン残高の0.7%にあたる金額を税控除できるというもの。

頭金なしを選択した場合、ローン残高が多くなるため控除額も多くなります。

例えば、同じ400万円を頭金として支払うよりも、13年後に繰り上げ返済したほうが税控除の恩恵が受けられるということ。

現在、頭金がなくても13年後に向けてコツコツと繰り上げ返済の資金を貯めるのも選択肢の一つと言えます。

ただし、金利ローン控除額を上回ってしまう場合は、住宅ローン控除の恩恵が受けられないことも。

いずれにしろ頭金なしの場合、低金利なら住宅ローン控除をフル活用するのがベストな選択です。

繰り上げ返済する予定

繰り上げ返済する予定で住宅ローンを組みました。

私が住宅ローンを組んだのは38歳のとき。

借入期間35年なので支払いが終わるのは73歳になります。

その年齢まで働けるか分かりませんし、働きたくないのも正直なところ。

そこで、繰り上げ返済によって早めに完済したい考えがありました。

今後かかるお金(教育費、維持費など)のことを考えると、今ある現金を頭金に回すのにも抵抗がありました。

頭金を支払わなかったとしても、繰り上げ返済前提なら精神的にも安心。

住宅ローン控除の期間が終わる13年後に向けて、繰り上げ返済の資金をコツコツ貯めているところです。

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頭金の目安は?

施主C
施主C
頭金の目安ってどのくらい?

一般的に頭金は住宅購入価格の1割~2割が目安とされています。

率直な感想としては「みんなそんなに出すの?」と思いました。

というのも、我が家の購入価格からすると頭金は470~940万円という計算に。

とてもポンっと出せる金額ではないです。

実際に営業マンへ「みなさんはどのくらい出しますか?」と聞いたところ、

多めに出す方もいれば、なしの方もいます」とのこと。

親からの援助だったり、あらかじめ購入資金を貯めていた方など金額は人それぞれ。

頭金なしの方も割といるらしいです。

頭金なしでも住宅ローンを組めたが・・・。

頭金なしで住宅ローンを組むことはできました。

ただ、実際に頭金なしで住宅ローンを組んだ身として感じたデメリットは以下の通り。

  • 金融機関の審査に落ちた
  • 生活に余裕がなくなった

金融機関の審査に落ちた

銀行の借入審査に落ちました。

頭金なしだと審査に落ちやすいと言われていますが、身をもってそれを感じました。

住宅ローンの借入審査は3社に申し込みました。

  1. ろうきん
  2. 地方銀行①
  3. 地方銀行②

このうち「ろうきん」と「地方銀行①」の審査に落ちました。

仮審査か、本審査か忘れましたが・・・。

審査に落ちた理由は定かではありませんがショックだったのは覚えています。

結果的に融資を受けたのはメインバンクだった地方銀行②。

もし頭金を出していたら、違う結果になっていたかもしれません。

このように借入審査で落とされることは普通にあります。

生活に余裕がなくなった

生活が苦しいとまではいきませんが、余裕がなくなりました。

頭金なしのデメリットとして挙げられるのが月々の支払額が高くなること。

以前まで8万円の賃貸に住んでいましたが、今では月々12.5万円の住宅ローンを支払っています。

4.5万円の差額はさすがにデカい。

散財していたのもありますが、何を買うにしても慎重になるように。

頭金なしでも住宅ローンを組むことは可能です。

ただ、頭金を支払ったほうが家計の負担も減りますし、精神的にも安心なのは事実。

家づくりを始めるなら資金計画だけはしっかり立てたほうがいいです。

関連記事【住宅ローン】予算決めが甘かった結果・・。適正額を知る3つのポイント

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【まとめ】頭金なしでローンを組んだ理由

我が家が頭金なし住宅ローンを組んだ理由(せざるを得ない)は以下。

貯蓄に余裕があれば支払いたいところでしたが、数百万円程度しかなかっため頭金なしを選択しました。

頭金なしを選択したことによって銀行の借入審査に落ちたり、生活に余裕がなくなりましたが・・・。

経験則からすると貯蓄に余裕があるなら支払った方がいいのは事実。

ただ、諸費用も結構かかりますし、手元にまったく現金がないのは不安だと思うので、無いなら無理をして出す必要もないと思います。

頭金なしで住宅ローンを組む方は参考にしてみてください。

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