3行でまとめると
- 補助金対象により80万円もらえた
- 手続きはすべて工務店がやってくれた
- 申請費に20万円かかった
我が家が家を建てた当時は「こどもみらい住宅支援事業」という補助金制度でしたが、
2025年度は「子育てグリーン住宅支援事業」という名称に代わって同様の補助金制度が実施されています。
今回は新築住宅で補助金80万円もらえるまでの話、実施中の補助金制度について解説したいと思います。
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新築住宅で補助金80万円もらった
新築住宅で補助金80万円もらえました。
正確にはそこから申請費用「20万円」がかかり、残りの「60万円」が支払いに充てられた形です。
申請費用の詳しい内容についてはあとで解説します。
工務店と契約するまでに何回かヒアリングがあり、
住宅ローンや予算などお金に関して不安があると答えました。
すると、営業マンから私たちの年齢、お子さん有無などを聞かれ「○○さんたちは補助金の対象となります。」とのこと。
当時の家庭環境は以下。
- 夫36歳
- 妻36歳
- 子供3歳
どうやら子育て世帯に対して補助金が出るらしく、
私たちはその対象者として申請できると説明がありました。
補助金に関しては何となく知っていましたが、800,000円も貰えるとは衝撃的でした。
手続きはすべて工務店がやってくれた
何だかんだあって工務店と契約し、補助金申請の段階まで漕ぎつけました。
補助金額(80万円)からして手続きが面倒かと思いましたが、
必要な書類の用意、申請はすべて工務店のほうでやってくれました。
私たちがやったのは書類に著名(押印)、住民票の提出くらい。
あとは書類送付などのやりとりがあり、
補助金の交付決定のハガキが届きました。
そして補助金の振込確定のハガキが届いた流れです。
このハガキに振込金額、振込予定日が記載されています。
申請自体は工務店、ハウスメーカーがやってくれるのでめんどくさいことはないです。
申請費用に20万円かかった
「申請費用」とは補助金を申請するにあたって係る仲介手数料のようなもの。
補助金の申請は建築主自らすることはできず、
あらかじめ事業に登録した住宅事業者でしか申請ができません。
この申請費用は工務店、ハウスメーカーによって異なります。
そのため、この金額(20万円)が正解ではなく、住宅事業者によって金額はさまざま。
ネットで調べてみると大手ハウスメーカーであれば無し、もしくは一桁(万円)で済むところもあるらしいです。
工務店よりも大手ハウスメーカーのほうが申請費用は割安な感じはします。
申請費用は工務店から届いた書面による通知でした。
金額を見て「高っ」と思ったのが正直な感想。
ただ、申請から交付までの工程が結構大変らしく、諸々のことを考えれば妥当なのかなと思ったりもします。
申請費用は住宅メーカーによってさまざま。
どこまで教えてくれるか分かりませんが、工務店、ハウスメーカーに聞いてみてもいいかもしれません。
補助金は支払いに充てられた
補助金は建築主の口座に入金されるわけではないです。
住宅事業者に振り込まれ、以下のいずれかで還元されます。
- 契約代金(最終支払)の一部に充当
- 現金の支払い(契約代金を清算済みの場合に限る)
私たちで言えば支払い代金の一部として充てられた形になります。
当然と言えば当然。
補助金が新築住宅に係ること以外に使われていしまうと本末転倒ですからね。
2025年は「子育てグリーン住宅支援事業」
2025年は「子育てグリーン住宅支援事業」という名称で補助金が貰えます。
内容としては旧制度「子育てエコホーム支援事業」と同じで子育て、
若年夫婦世帯を対象とした補助金制度となります。
さらにすべての世帯を対象とした「GX志向型住宅」も新たに追加されました。
詳しくは下記リンク先を参考にしてみてください。
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子育てグリーン住宅支援事業の補助額
補助額は以下の通り。
子育て世帯を対象とした「長期優良住宅」の補助額は80万円。(建替えによる除却は100万円)
同じく「ZEH水準住宅」の補助額は40万円。(建て替えによる除却は60万円)
さらに
すべての世帯を対象とした「GX志向型住宅」の補助額は160万円となります。
私たちが申請したときはこの「GX志向型住宅」は存在せず、
子育て世帯を対象とした「長期優良住宅」と「ZEH水準住宅」のみでした。
新たに「GX志向型住宅」が追加されたことにより、すべての世帯が補助金の対象となったわけです。
まず、対象となる住戸の床面積は50㎡以上240㎡以下となります。
さらに以下の①~④に該当する住宅は対象外となります。
- 「土砂災害特別警戒区域」に立地する住宅
- 「災害危険区域(急傾斜地崩壊危険区域又は地すべり防止区域と重複する区域に限る)」に立地する住宅
- 「立地適正化計画区域内の居住誘導区域外」かつ「災害レッドゾーン(災害危険区域、地すべり防止区域、土砂災害特別警戒区域、急
傾斜地崩壊危険区域又は浸水被害防止区域)内」で建設されたもののうち、3戸以上の開発又は1戸若しくは2戸で規模1000㎡超
の開発によるもので、市町村長の勧告に従わなかった旨の公表に係る住宅 - 「市街化調整区域」かつ「土砂災害警戒区域又は浸水想定区域(洪水浸水想定区域又は高潮浸水想定区域における浸水想定高さ3m以
上の区域に限る)」に該当する区域に立地する住宅
補助金を受け取りたいのであれば土地選びもポイントとなりそうです。
正直、自分たちだけでは分からない所もあるので、
ハウスメーカーもしくは工務店と連携しながら土地を探した方が無難です。
子育てグリーン住宅支援事業の条件は?
子育てグリーン住宅支援事業の条件は大きく分けて以下3つ。
条件
- 対象者:子育て・若年夫婦世帯・すべての世帯
- 対象住宅:長期優良住宅・ZEH住宅・GX志向型住宅
- 対象期間:2025年12月31日まで
それぞれ詳しく解説していきます。
①子育て・若年夫婦世帯とすべての世帯が対象
「子育てグリーン住宅支援事業」は子育て・若年夫婦世帯とすべての世帯が対象。
詳しくは以下の内容。
子育て世帯 | 令和5年4月1日時点で18歳未満の子を有する世帯 |
若年夫婦世帯 | 令和5月4月1日時点で夫婦いずれかが39歳以下の世帯 |
上記いずれかであれば補助金の対象となります。
我が家が申請したときは両方の条件を満たしており、工務店からは「どちらでも選べます」とのこと。
結局、子育て世帯の対象で申請しました。
生まれが早かったとしても、工事のタイミングによっては補助金の対象となる場合があります。
②「長期優良住宅」・「ZEH住宅」・「GX志向型住宅」を取得
2つ目の条件は「長期優良住宅」「ZEH住宅」または「GX志向型住宅」の認定を所得すること。
「長期優良住宅」とは長期間にわたって良好な状態で住み続けられる住宅のこと。
認定基準をクリアすることによって市町村などから「長期優良住宅」として認められます。
私たちも「長期優良住宅」の認定を受けて補助金をもらいました。
具体的には工務店から対象物件となるため、申請することで補助金が交付される見込みとのことでした。
「ZEH住宅」または「GX志向型住宅」についても規定が細かいのでハウスメーカーもしくは工務店に直接話を聞いてください。
詳しい内容については公式サイトをご確認ください。
③対象期間
- 申請期限:2025年12月31日(予算がなくなり次第終了)
申請の締め切りは今年いっぱいまで。
また、決めれた期間内に以下の条件を満たす必要があります。
- 基礎工事の完了
- 「基礎工事より後の工程の工事」への着手
①基礎工事の完了
建築着工~交付申請まで(遅くとも2025年12月31日)に基礎工事が完了していること。
②「基礎工事より後の工程の工事」への着手
2024年11月22日以降に「基礎工事より後の工程の工事」への着手。
基礎工事より後の工程の工事は以下。
- 杭
- 基礎
- 地下室
- 基礎断熱
- 足場等の仮設
- 給排水
- 電気
- 土台敷(一体的に実施される床工事を含む)
- 外構
2024年11月22日時点でこれら工程のいずれかが工事中(もしくは工事前)の場合が対象となります。
- 地上階の柱
- 壁
- 梁
- 屋根
2024年11月22日時点でこらら工程のいずれかが着手済みの場合は対象外となります。
つまり、着工時期のタイミングよっては「子育てグリーン住宅支援事業」
の対象でなくなってしまう可能性があるということ。
予算がなくなり次第終了
補助金の予算額は新築で2,250億円となっており、予算がなくなり次第終了となります。
補助金の予算上限(100%)に達し次第、交付申請の受付が終了します。
前回の「子育てエコホーム支援事業」は12月31日時点で90%という状況で受付が終了しました。
私たちが申請したとき(こどもみらい住宅支援事業)は予算上限により早めに終了。
タイミングもあると思いますが、早めの申請をおすすめします。
まずはハウスメーカー、工務店に相談すべき
まずはハウスメーカーもしくは工務店に「補助金の申請ができるか?」聞くのが確実です。
というのも、対象住宅の要件から工事のタイミングまで条件がかなり細かいから。
また、住宅事業者でしか補助金の申請ができず、ハウスメーカーや工務店に依存するところも大きいです。
申請がしたくても、要件が満たされず補助金が貰えないこともあり得ます。
自分たちだけでは判断できないところもありますので、
ハウスメーカーもしくは工務店に補助金の申請が可能かどうか聞いてみてください。