近年、シンボルツリーとしても人気が高まっている「アオダモ」。
我が家の中庭にはシンボルツリーとして「アオダモ」を植えました。
今回はシンボルツリーを「アオダモ」にした4つの理由を解説したいと思います。
また、実際に植えてみて感じたこと、中庭に植える際に意識した3つのポイントを共有したいと思います。
中庭のシンボルツリーとして「アオダモ」を検討中の方は参考にしてみてください。
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シンボルツリーを「アオダモ」にした4つの理由
2023年に「中庭のある家」を建てました。
関連記事≫【中庭のある家】レイアウト公開!実際に住んで感じた8つのメリット
そして中庭のシンボルツリーとして「アオダモ」を植えました。
これまで候補として挙がっていたのが以下3つの庭木。
- アオダモ
- イロハモミジ
- オリーブ
とくに迷ったのが「アオダモ」と「オリーブ」。
「オリーブ」にする予定でしたが、工事直前に「アオダモ」へ変更しました。
「オリーブ」も捨てがたかったですが、以下4つの理由により最終的に「アオダモ」に。
- 樹形が美しい
- 樹高が高くて映える
- 縞模様がおしゃれ
- 害虫に比較的強い
樹形が美しい
最終的な決め手となったのが樹形の美しさ。
なめらかな曲線を描きながら伸びていく自然樹形は美しく、細い幹がスタイリッシュそのもの。
ひと株植えるだけでも庭の主役としての魅力を持っています。
また、「アオダモ」は枝葉の少ない樹種であることから、背景を透かせるように見せることも可能。
例えば、我が家のように無彩色の外壁だと樹形がクッキリと引き立ちます。
関連記事≫【後悔する?】外壁に「グレーの塗り壁」を選んだ我が家の場合
シンボルツリーとして樹形の美しさで選ぶなら「アオダモ」という選択肢も。
樹高が高くて映える
「アオダモ」の魅力のひとつである樹高の高さ。
人の背丈を超える樹木を「高木」と呼びますが、「アオダモ」もこの高木に分類されます。
もともとシンボルツリーを植えるなら、なるべく樹高が高いものがイメージとしてありました。
我が家の「アオダモ」は3m弱で理想的なサイズ。
中庭には植栽がこのひと株しかありませんが、樹高の高さによって存在感が増し映えます。
また、背丈が高いことで樹形の美しさが際立つのもメリット。
夜にスポットライトを照らすと、縦にスラっと伸びた幹の影が幻想的な雰囲気を演出してくれます。
シンボルツリーを選ぶなら「アオダモ」のように樹高が高いほうが中庭が映えます。
縞模様がおしゃれ
「アオダモ」の幹には特有の縞模様があります。
この縞模様は菌類が付着することによってできますが、これがまたおしゃれ。
白と灰色のまだら模様がどことなく北欧っぽさやナチュラルな感じがしませんか?
我が家のように枝葉が少ない個体ですと、幹の縞模様が際立ってより趣のある雰囲気に。
「アオダモ」のように幹に縞模様をもつ樹種は少なく、庭木のなかではある意味希少ともいえます。
害虫に強くて手入れが楽
シンボルツリーはなるべく害虫被害が少ない庭木を選びたいところ。
なぜなら、なるべく手をかけずに美しい状態を保ちたいから。
アオダモは比較的に害虫に対して強いとされており、
カイガラムシやアブラムシなどの吸汁害虫に対して強い耐性を持っています。
ただ、完全に害虫に対して免疫があるわけではありません。
「アオダモ」を植えてから3か月ほど経ちますが、一部ですが葉食い虫のような被害に合っています。
何の害虫かは不明ですが状況や環境によっては、「アオダモ」も害虫に攻撃されることがあります。
害虫に対して比較的強い木のひとつですが、環境や管理状況によっては被害を受けることも留意しておきましょう。
中庭に植える際に意識した3つのポイント
中庭を作るなら「シンボルツリーは絶対に欲しい」と決めていました。
ただ、普通に植えるだけではもったいない。
そこでより中庭を映えさせるため、初回ヒアリングの際に以下3つのことを伝えました。
意識したポイント
- ウッドデッキとフラットに
- 地窓の前に植える
- スポットライトで下から照らす
ウッドデッキとフラットに
シンボルツリーはウッドデッキとフラットに植えました。
なぜならウッドデッキと一体感を出したかったから。
外構屋さんに相談したところ、ウッドデッキの一部をカットし、
そこへ鉢植えを置くことでフラットを実現した形になります。
鉢植えはオリジナル。
鉄製でウッドデッキと高さが合うように制作してくれました。
植栽工事として合算されているため詳細な金額は不明ですが、
おそらく3万円前後はかかっていると予想されます。
はじめは「移動できるし、鉢植えだけでいいんじゃない?」そんな考えでした。
というのも、この位置でウッドデッキをカットしてしまうと、
左右に中途半端なスペースができてしまうからです。
だったら、カットをやめて「鉢植えだけにしたほうが広々使えるのでは?」というのが奥さんの意見でした。
ただ、鉢植えにしてしまうとサイズにも限度がありますし、
それでは「シンボルツリーとしての魅力が半減してしまうのでは?」
という結論からフラットスタイル以外は考えられませんでした。
結果的に見た目重視で採用してしまいましたが、
シンボルツリーをウッドデッキとフラットに植えて正解でした。
地窓の前に植える
シンボルツリーは玄関の地窓付近へ植栽しました。
玄関に入ったときにシンボルツリーが見えるようなイメージです。
実際、玄関側からは木の根元しか見えませんが・・・・。
今はシンボルツリーの根元に下草を植えて見栄えをよくしています。
もともと、この窓はリビング側と同サイズのFIX窓を提案されました。
ただ、プライバシーや予算面を考慮して地窓を採用。
もし大きな窓にしていたら、「アオダモ」の全体像が見えてより映えていたことでしょう。
ただ、地窓も使い方によっては雰囲気のある空間を作り出せます。
詳しくは下記リンク先を参考にしてみてください。
関連記事≫【こだわりポイント】玄関の「地窓」から見える植栽という構図
スポットライトで照らす
シンボルツリーをスポットライトで下から照らしました。
この照明方法は私がどうしてもやりたかったこと。
真下からスポットライトを照らすことで、「アオダモ」の陰影が壁に映し出されて幻想的な雰囲気に。
今では我が家のお気に入りポイントのひとつとなっています。
ただ、この照明工事だけで5~6万円かかりました。(照明器具含む)
屋外用コンセントから給電し、コードを鉢植えの下から這わせるように工事しています。
値段はそれなりに張りますが、予算を確保してもやる価値はあると思います。
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「アオダモ」は台風や豪雨に要注意
これまで「アオダモ」の魅力について伝えてきましたが注意すべきことがあります。
それは台風や豪雨などによる強風。
個体差はありますが「アオダモ」比較的に幹が細く、強風が吹くと大きく揺れて傷んでしまいます。
実際、昨今の集中豪雨を経験しましたが幹がめちゃくちゃ揺れました。
幸いポッキリ折れることはなかったですが、
外壁に近かったために枝や葉にダメージを受けてしまいました。
それ以降、台風や豪雨のたびに「折れるんじゃないか」と心配することも多くなりました。
できることなら添木をするなどして安定させたほうがいいです。(後に添木をしました。)
「アオダモ」は現物を見て決める
シンボルツリーとする庭木は画像だけで決めるのではなく、実際に自分の目で現物を確認すべきです。
植物全般に言えることですが「アオダモ」にも個体差があるため、
品物によっては中庭の印象もだいぶ変わってきます。
タイミングによっては良品が市場に出回っていない場合もあるので、
外構屋さんとうまく連携して情報を集めることも重要。
また、余裕があれば自分で探しに行ってもいいかもしれません。
中庭のシンボルツリーに「アオダモ」を検討されている方は、
当記事を参考に家づくりを進めてみてください。