中庭のメリットとして日当たりが良くなるというのがあります。
ただし、夏場は地獄。
なぜなら、開口部が広いために猛烈な日差しが差し込んでくるからです。
そこで日差し対策として「サンシェード」を取り付けました。
今回は実際にサンシェードを取り付けるまでの工程、選び方などを共有したいと思います。
中庭へサンシェードを取り付けたい方は参考にしてみてください。
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【中庭】サンシェードで日差し対策
中庭には採光を考えて大きな窓を採用しました。
関連記事≫【中庭のある平屋】レイアウト公開!実際に住んで感じた8つのメリット
ただ、開口部が広い分だけ、日が昇ると日差しが室内へ差し込みます。
とくに夏場は猛烈な日差しが差し込むため、とてもリビングルームで過ごせる状態ではありません。
ロールスクリーンをするにしても、風通しが悪くなってしまう始末。
そこで、日差し対策として「サンシェード」を取り付けました。
「サンシェード」を取り付けたことで室内への日差しが抑えられ、
ロールスクリーンを下げずとも開放的に過ごせるようになりました。
「サンシェード」は冷房効果のアップや、床の日焼け防止にも一役買ってくれる優れもの。
ウッドデッキ、ベランダ、バルコニーなどをお庭がある方にとっては必須アイテムと言えます。
ウッドデッキの熱さ対策にも
人工木のウッドデッキは真夏日だと相当な熱さになります。
そのため、とても素足で歩ける状態ではありません。
サンシェードなしでプールをしましたが「危険」です。
- 「猛烈な日差しが照り付ける」
- 「ウッドデッキは熱くて歩けない」
とても快適にプールができる状態ではありません。
また、プール下のウッドデッキも高温に晒されていたため、
水のなかであるにもかかわらず歩くと熱かったです。
下にレジャーシートを敷いて対策をしましたが、子供がプールをやるにしてもやはり心配。
「サンシェード」を取り付けたことによって素足でも歩けるように。
プールに限らずBBQなど、真夏に中庭でアウトドア活動をするなら「サンシェード」は必須です。
関連記事≫【中庭のある平屋】ウッドデッキ公開!おしゃれに見せるコツも紹介
【中庭】サンシェード取付まで
ここでは実際に「サンシェード」を取り付けるまでの工程を共有したいと思います。
外壁にアイプレートを取付
もともと中庭へ「サンシェード」取付を想定しており、
打合せの際に「アイプレートを取り付けてほしい」と頼んでおきました。
アイプレートをDIYする場合は下地の関係や、外壁が損傷する可能性があるためリスクが高いです。
保証対象外になる可能性もあるので、やるなら自己責任という形になります。
できることなら、設計の段階で打ち上げて、可能であれば図面に反映しておくべきです。
赤丸の位置へ「アイプレート」を取り付けてもらいました。
サンシェードの張り方もさまざま。
例えば窓に対して斜めに張ったり、ブロックや支柱にロープを括り付けて張ったりなど。
我が家の場合は屋根のように張りたかったので、4ヵ所すべてFL+2500の位置に取り付けてもらいました。
本来なら「水たまり」を防ぐために勾配を付けるべきでしたがそこまで頭が回らなかったです。
ロープ側を緩く結ぶことで、傾斜を付けて「水たまり」をなんとか回避できるようにしましたが・・・。
サンシェードを常に張っておく場合は、雨水が溜まらないように勾配などを考慮した取付位置を考えましょう。
「アイプレート」を取り付けるポイントとしては「下地」と「勾配」。
先ほども言ったようにDIYはリスクが高すぎるためやめたほうがいいです。
外壁に「アイプレート」を取り付けたい場合は設計士、営業担当者に早めに打ち上げておきましょう。
サイズはオーダーメイド
「サンシェード」のサイズはオーダーメイドで頼みました。
屋根のように窓枠全体を覆うサイズを選びたかったですが問題が発生。
植栽が高すぎて一部サンシェードが張れない⁉
アイプレートの位置はもう変更ができないので、残念ですが植栽部分を避けて張るようにしました。
自分で採寸して寸法を割り出しましたが、既製品に求めているサイズがないことが判明。
そこでオーダーメイドで作ってもらいました。
オーダーメイドのデメリットとしては既製品よりも高いこと。
既製品に惜しいサイズがありましたが、ちょっと短いサイズをオーダーしたら1.7倍くらいしました。
既製品は窓サイズに合わせて大きさが展開されていますが、細かな寸法となるとオーダーメイドという形になってしまいます。
値段は張りますが完璧を求めるならやるべきです。
窓からの日差しを完全にカバーしたいなら、窓枠よりも大きめのサイズを選ぶのが基本。
ただ、サンシェードの張り方によって必要な長さが異なるので採寸は必要です。
また、中庭に植栽する方は樹木の高さにも配慮しましょう。
関連記事≫【中庭のある平屋】「アオダモ」をシンボルツリーにした4つの理由
性能よりもデザイン重視で選んだ
我が家は完全にデザイン(生地・カラー)で選びました。
色はグレー、リネン生地を再現したサンシェードです。
デザイン重視で選んだため、他製品よりもUVカット率、遮熱・撥水効果はやや劣ります。
仕様は以下の通り。
仕様
- 遮熱:36.1%
- UVカット:85.1%
- 撥水等級:3級
性能も大切ですが見た目も大事。
なぜなら、素材やカラーによって外壁とミスマッチとなり景観が崩れてしまうから。
数値が高ければ快適に過ごすことができますが、できることなら自分好みのデザインを選びたいところです。
「快適性で選ぶか、デザインで選ぶか」ご自身のニーズに合わせて選択してみてください。
- デザイン(生地・色)
- UVカット率
- 遮熱・撥水効果
サンシェード選びのポイントは上記3つ。
デザイン
生地にもポリエステルや綿混紡糸などがあり、素材によって見た目の印象や性能が変わってきます。
例えばほどよく光と風を透過させたり、遮光カーテンのように光を遮るものまでさまざま。
また、カラーバリエーションもいくつか展開されており、基本は外壁の色に合わせるのが無難と言えます。
UVカット率
「UVカット率」とは素材がどれだけの割合で紫外線をブロックできるかを数値化したもの。
数値が高いほどより多くの紫外線をブロックしてくれるので、直射日光からお肌を守ってくれます。
また、室内の家具や床、畳などの日焼け防止にも効果があります。
遮熱・撥水
遮熱効果が高いほど熱の侵入を軽減してくれるので、屋外でも快適に過ごすことができます。
また、部屋の温度の上昇を防ぎ冷房効率をアップする効果も。
撥水加工されていることで洗濯も可能になります。
撥水は水を弾く性能を指すため、防水ではないことに注意しましょう。
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【中庭】サンシェードを張った感想
サンシェードの遮熱効果は高いもので、夏場は快適に過ごすことができます。
ただ、実際に中庭へサンシェードを張ってみて感じたこともあります。
- 虫が付く
- 風に弱い
- たわんでくる
- 採寸が難しい
虫が付く
中庭のデメリットとして虫が湧くというのがあります。
その湧いた虫がサンシェードにへばりついたり、蜘蛛の巣が大量発生します。
市販品の殺虫剤などを使っても一時的だけ。
虫の死骸も溜まっていくので、綺麗に保ちたいなら定期的なメンテナンスが必要です。
風に弱い
強風が吹くとサンシェードがバタバタと揺れます。
外壁の「アイプレート」にフックで取り付けてあるとはいえ、外れないか心配です。
最悪の場合、フックが外れてガラスに直撃する可能性もあります。
注意書きには「強風や台風の際は一時取り外し室内にしまってください。破れの原因になります。」との記載が。
ただ、強風のたびに外すのも面倒ですし、今は様子見という感じです。
サンシェードがたわんでくる
屋根のようにサンシェードを張っていると、雨水や風によってたわんできます。
我が家の場合は植栽を避けて張ったため、とくにロープ側がグワンと垂れてきました。
斜め掛けなら気になりませんが、屋根のように張るとなるとやっぱり気になる。
植栽の位置、高さを考えて「アイプレート」を取り付けるべきでした。
採寸が難しい
オーダーメイドの場合、採寸が難しいです。
植栽と反対側は「アイプレート」にそのまま「スプリングフック」を留めました。
「ピン」と張りたかったのでギリギリを狙いましたが、これが厄介。
アイプレートの位置、ハトメの位置、スプリングフックのサイズなどすべて考慮して採寸しなければなりません。
何回も採寸してうまくいきましたが、正直に言うと偶然うまくいったところもあります。
オーダーメイドは既製品よりも高いですし、失敗することを考えたらリスクが高いです。
ロープで調整できるように窓枠に合った既製品を選んだほうが無難です。
【中庭】サンシェードで快適に
中庭の醍醐味といえBBQやプールなどのアウトドア活動。
ただ、夏場は直射日光が照り付けるので「サンシェード」は必須アイテムです。
「アイプレート」を取り付ける場合は外壁に穴を開けなければなりません。
可能であれば施工会社に頼むのが無難です。
穴を開けるのはリスクが高いため、テープタイプで代替えしてみるのも手。
中庭にサンシェードを取付予定の方は参考にしてみてください。