我が家はLDKのリビングエリアのみ板張り天井にしました。
今回は板張り天井の実例、実際に感じたメリット・デメリットについて紹介したいと思います。
板張り天井を採用予定の方は参考にしてみてください。
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【新築】板張り天井の実例を紹介
LDK(21帖)のリビングエリアにあたる7帖のみ「板張り天井」にしました。
関連記事【レイアウト公開】L字型のLDK(21帖)は狭い?広い?
当初、設計士の先生から提案されたプランに「板張り天井」はありませんでした。
私が「どうしても板張り天井にしたい」ということでリビングエリアのみ施工してもらいました。
板張り天井にしたことで、「高級感」や「おしゃれ度」が一気にアップ。
また、ダイニングキッチンとの間にメリハリがつき、リビングエリアが落ち着いて過ごせる空間に。
天井高さは260cm
板張り天井にしたリビングエリアの高さは260cm。
板張り天井のデメリットである「圧迫感」を軽減するため、ダイニングキッチンよりも20cm高くしました。
ただ、実際に20cm高くしても若干の「圧迫感」はあります。
もし、LDKの高さがフラットだとしたら今よりも「圧迫感」を感じていたでしょう。
「圧迫感」を軽減したいのであれば、施工箇所の天井高さは上げたほうがいいです。
素材は「ヘムロック(無垢)」
板張り天井の素材は「ヘムロック(無垢)」。
淡い色合いの木目が美しく、どんなテイストのお部屋にも合うのが特徴。
部屋全体に温かみや自然の雰囲気をもたらすことができるので、ナチュラルテイストなお家にピッタリな木材です。
工務店が指定する木材(3種類)のなかで、床材(オーク)にもっとも近かった色を選択したからです。
レッドシダーも選択肢としてありましたが、求めている”お家の雰囲気と違う”ということでやめました。
乱尺張り(バラバラに並べる張り方)にしたことで「ヘムロック」の特有の均一さがなくなり、どこなく無骨さが出る天井に仕上がりました。
できることなら床材(オーク)と同じにしたかったですが・・・今となっては「ヘムロック」も悪くないなと。
費用は「30万円」ほど
板張り天井費用
費用:30万円
素材:ヘムロック(無垢板)
広さ:7帖
板張り天井の費用は7帖で「30万円」ほど。
見積もりを渡されたときに思わず「高っ」と口に出てしまいました。
他社で施工するとどのくらい費用が掛かるか分かりませんが・・・金額だけで言えば高額です。
ただ、「板張り天井」は私が家づくりでどうしてもやりたかったことのひとつだったので、
奥さんの納得してもらいつつ、予算と相談しながら実現した形になります。
素材にも「プリント合板」や「天然木化粧板」、「無垢材」があるわけですが、断然「無垢材」のほうが高額。
我が家のヘムロックも「無垢材」を使っているため、このくらいの費用がかかってしまったわけです。
当初の考えでは漠然とLDK全体を板張り天井にしようと考えていましたが、「無垢材」だとしたらとんでもない金額がかかっていたことでしょう。
予算も限られているわけですから、板張り天井にするにしてもコストに見合った素材を選ぶべきです。
照明はダウンライトと間接照明
照明はダウンライトと間接照明(コーニス照明)になります。
ざっくりですが金額は以下のとおり。
金額
- ダウンライト:6,900円×4
- 間接照明:110,000円
照明の色は「電球色」「温白食」「白昼色」の中から選択可能でした。
リビングエリアは”くつろぎ″や″落ち着き”のある雰囲気を演出したかっため「電球色」を選択。
理想どうりの雰囲気は出せましたが、オレンジっぽい色は明るさに欠けるため書き物などをするには暗いです。
手元の見やすさ、暖かい雰囲気を両立させたいなら「温白色」でもいいかもしれません。
また、リビングエリアは調光ができるタイプにした方がいいです。
なぜなら、テレビを見るとき、寛ぎたいとき、寝たいときなどシーンに合わせて明るさを調整できるからです。
雰囲気だけではなく、使い勝手も考えて照明計画を進めてみてください。
関連記事≫【新築実例】コーニス照明(11万円)でリビングがおしゃれになった
板張り天井にして感じたメリット
実際に板張り天井を採用してみて感じたメリットは以下の通り。
板張り天井のメリット
- 間接照明との相性がいい
- 高級感のある空間になる
間接照明との相性がいい
ダウンライトに関してとくにこだわりはなく、インテリアコーディネーターにお任せしました。
ただ、”板張り天井+間接照明”という構図はどうしてもやりたかったことのひとつ。
板張り天井と間接照明は相性がいいです。
- 天井がおしゃれになる
- 奥行きのある空間になる
天井がおしゃれになる
部屋をおしゃれに見せるにも試行錯誤が必要ですが、シンプルに板張り天井へ間接照明を当てるだけでおしゃれになります。
まるでモデルルームのようなLDKにすることも可能。
また、選択した照明の色によって自分好みのお部屋の雰囲気を出せたり、空間にメリハリがつきリビングエリアだけ際立つようになりました。
ボタン一つでおしゃれ感を出せる、こんな便利なことはないです。
奥行きのある空間になる
リビングエリアは天井高さ260cmと″吹き抜け″や″勾配天井″に比べると決して高いわけではないです。
ただ、光源との距離感によって天井の明るさも徐々に変化していくため、奥行きのある空間になります。
あくまでも視覚的な感覚ではありますが、電気を点けていない昼間よりも空間が広く感じます。
間接照明の照らし方にも色々ありますが「コーニス照明」という方法を採用。
我が家は壁面を照らす感じで照明を当てたかったのでこの形になりました。
間接照明一つでも空間の雰囲気はガラッと変わります。
板張り天井と間接照明を組み合わせることで簡単におしゃれな空間を作ることができます。
高級感のある空間になる
板張り天井にすることで高級感のあるお部屋を演出できます。
「おしゃれな豪邸にしたくても予算が足りない」とか「普通の注文住宅とは違った雰囲気を出したい」なんてとき、
LDKの一部を天井板張りにするだけでもグッと高級感が出せます。
板張り天井にすると木目の美しさが際立ち、間接照明と組み合わせることで高級感もアップ。
我が家はナチュラルテイストにあった明るめの素材を使っていますが、
ホテルライクっぽくしたいならブラウン系の素材を使ってみるのもありです。
このように、木材の種類や色によって自分好みの空間に仕上げることが可能です。
ひと味違った注文住宅を作るなら、板張り天井で高級感や重厚感を演出してみるという選択肢も。
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板張り天井にして感じたデメリット
板張り天井のデメリット
- 人によって圧迫感を感じる
- 費用が高い
- 天井が暗く感じる
人によって圧迫感を感じる
板張り天井は人によって「圧迫感」を感じる場合があります。
建築中、はじめて板張り天井を見たときの「圧迫感」は今でも覚えています。
板張り天井を見慣れていないこともあってか、どこか「違和感」もあり、内心「失敗したかも・・・」と思いました。
ですが、それも最初だけ。
人間不思議なもので慣れてしまえばそこまで気になりませんし、むしろ段々とおしゃれに見えてきます。
空間の感覚や認知は人それぞれなため、人によって板張り天井は「圧迫感」を感じるかもしれません。
また、白系のクロスや塗り壁に比べると「圧迫感」があるのは間違いないです。
ストレスに感じるほど狭くはないです。
というのも、空間の狭さを懸念してか、設計士がリビングエリアだけ天井高さをあげる提案をしてくれました。
ダイニングキッチン(240cm)よりも20cm高さをあげたことで、リビングエリア7帖でも狭いと感じることはないです。
仮に天井高がないところを施工していたとしたら・・・今よりも「圧迫感」や「狭さ」を感じていたでしょう。
板張り天井による「圧迫感」や「狭さ」を解消するには、″吹き抜け″や″勾配天井”など天井高さがあるところで採用するのがベストと言えます。
費用が高い
板張り天井の費用は高いです。
前述のとおり、リビングエリア7帖に対して30万円ほどの費用がかかりました。
正直こんなに費用がかかるとは思っていなかったので、いったん見積もりを持ち帰る形に。
予算も限られていますし、ホントに必要かどうか検討しました。
ただ、板張り天井はインスタやYouTubeで拝見し、私がどうしてもやりたかったことのひとつ。
何とか妻の理解を得て採用する形になりました。
予算に関してはオプションを削ることで何とか帳尻合わしました。
ハウスメーカーや工務店、または素材によっても費用はピンキリだと思われます。
「やる、やらない」にしても、まずはどのくらい費用がかかるか聞いてみてください。
予算の問題もあると思いますので、家族とよく話し合って採用を検討してみてください。
天井が暗く感じる
板張り天井は暗く感じます。
「暗い」といっても部屋の中が暗く感じるわけではなく、天井付近が暗く感じるイメージです。
とくに昼間は照明を点けないこともあり、暗い印象が払拭できません。
「圧迫感」を感じやすいのも、この「暗さ」が要因というのも納得できます。
素材は「ヘムロック」と呼ばれる淡い色合いの素材を使っていますが、それでも暗く感じます。
ですから、ブラウンが強い「レッドシダー」なんかはもっと暗く感じるかもしれません。
窓の位置による光の入り方、反射の仕方によって一概には言えませんが、板張り天井は暗く感じます。
「暗いのが嫌」「明るさ欲しい」なら勾配天井や吹き抜けにして天窓を付けるか、もしくは板張り天井は断念して白系のクロスや塗り壁にするのが無難と言えます。
板張り天井にするなら実物を見るべき
板張り天井にするならモデルルームで実物を見るべきです。
画像と実物とでは見え方がまったく違います。
とくに「圧迫感」や「暗さ」は自分の目で見てみないと正直分かりません。
また、夜と昼とでは見え方も変わってくるので、時間帯を分けて見学するのも良いかもしれません。
後悔しないためにも、まずはモデルルームや完成見学会などに足を運んで実物を見るべきです。