【本音レビュー】TOTOサザナSタイプの基本仕様と使い心地について

お風呂はTOTOのサザナSタイプにしました。

今回はSタイプの基本仕様から実際に使ってみた感想を紹介したいと思います。

【TOTOサザナ】Sタイプの基本仕様

サザナシリーズの中で最もスタンダードなモデルが「Sタイプ」。

基本的な機能を備え、シンプルでコストパフォーマンスの高いタイプです。

タイプ別で見てみるとこんな位置づけ。

上位モデルにあたる「Tタイプ」「Pタイプ」との違いは

くらい。

劇的な違いがあるわけでもないです。

どちらかと言えば、オプション追加で豪華にしていく感じです。

TOTOサザナ「Sタイプ」の基本仕様は公式サイトのカタログからご覧になれます。

TOTO公式サイト｜サザナカタログ

Sタイプの基本仕様

タイプ	Sタイプ(1616)
洗い場水栓	スッキリ棚水栓(W215)
アクセントパネル	ハイグレードⅡ クレアライトグレー(鏡面)
周辺パネル	ベーシックグレード プリエホワイト(光沢)
浴槽	ゆるリラ浴槽 FRP【ホワイト】
床	ほっカラリ床 ホワイト(ラグ調)
排水口	排水口(抗菌・防カビ仕様)
照明	シーリング照明 LEDランプ(電球色)
シャワー	コンフォートウエーブシャワー(メタル調)
スライドバー	コンフォートシャワーバー(手すり兼用)
カウンター	お掃除ラクラクカウンター(ホワイト)
鏡	お掃除ラクラク鏡縦長ミラー (W298×H1175)
収納棚	収納棚W260：側面2段【ホワイト】
天井	平天井(抗菌・防カビ仕様) 壁高さH2150【ホワイト】
ドア	スッキリドア折れ戸 W800×H2000【ホワイト】

Sタイプの基本仕様は上記の通り。

我が家は黄色マーカーの標準品をオプションで変更。

また、赤色マーカーの標準品は排除しました。

【TOTOサザナ】Sタイプの本音レビュー

まずはじめに我が家は「カウンター」「鏡」「収納棚」をなくしました。

本来なら基本仕様として付いてきますが、掃除の手間などを考えて排除。

詳しくは下記リンク先を参考にしてみてください。

関連記事≫【新築】お風呂場づくりで後悔したこと、やってよかった成功ポイント

それではその他設備の紹介をしたいと思います。

大きさは1坪サイズ(1616)

お風呂の大きさは１坪サイズ(1616)。

坪サイズは「0.75坪」「1.0坪」「1.25坪」「1.5坪」の中から選ぶことができます。

我が家が選んだのはSタイプの1坪サイズ(1616)というのが正式な名称。

１坪サイズ(1616)の使用感については下記リンク先を参考にしてみてください。

関連記事≫【新築】１坪サイズ(1616)のお風呂は狭い？選んだ理由について

スッキリ棚水栓(棚W215)

コンパクトなスッキリ棚水栓。

上位モデルに比べて棚が小さいのが特徴。

シャンプーボトルだったら2～3本くらい置ける広さです。

棚水栓をミニカウンターみたいに使うことも可能。

実際、標準品のカウンターを排除しましたが、この棚水栓で事足ります。

右のハンドルでカランかシャワーへの切り替え。

左のハンドルは温調となっています。

棚水栓のうえに何か置きたい方は上位モデルにして広さを確保するのも選択肢のひとつ。

ただ、我が家の経験則(お掃除の手間、広さ)からするとこのサイズで十分です。

ゆるリラ浴槽

”気持ちいい”を追求した設計「ゆるリラ浴槽」。

色は無難にホワイトを選択。

足元側には浴槽内ステップが付いているので節水効果にも一役買ってくれます。

「ゆるリラ浴槽」の特徴はこの緩やかなカーブを描いた突起状のヘッドレスト。

ヘッドレストへ頭と首を預けることで身体にかかる圧力が分散され、

リラックスした姿勢で浴槽に浸かることができます。

正直、あまり使うことはないです。

というのも、頭を預けると浴槽の固さで思った以上に痛い。

ずっとこの姿勢を維持するのも結構つらいです。

ただ、肩こりや腰痛持ちの方にはいいかもしれません。

頭、背中、お尻、足の4点によって支えることで、

関節にかかる負担を減らし、リラックスした状態で浸かることができるからです。

ヘッドレストは好みの分かれる形状なので、

一度ショールームで確認することをおすすめします。

なお、浴槽の形は変更することも可能。

風呂フタフックはなしに

TOTOサザナには風呂フタが基本仕様として付いてきます。

その際、上の画像みたいなフックが浴室に施工されます。

風呂フタフックはなしにしてもらいました。

理由としては風呂フタとフックのお掃除が面倒なこと、

お風呂が冷めても自動もしくは追い炊きをしてしまうからです。

ライフスタイルの変化によって使うかもしれないので、

一応、風呂フタは収納に保管してあります。

いずれにしろ、「風呂フタフック不要です」と言っておかないと施工されてしまうので、

事前にその旨を伝えておきましょう。

床は「ほっカラリ床」

TOTOお風呂の代名詞とも言える「ほっカラリ床」。

色はライトグレー(タイル調)を選択。

「ほっカラリ床」の特徴をざっくり３行でまとめると・・・

冬でもヒヤッしない

ほっカラリ床を使ってみた率直な感想は「ヒヤッとしない」これに尽きます。

従来のタイルは床裏からの冷気によって足元がひんやりしており、

足踏みをしないとその場に居られないこともありました。

ほっカラリ床にしてからは一歩目からでも冷たさを感じず、

快適に洗い場を使うことができます。

ただ、「暖かい」というわけではなく「冷たくない」のが正解。

いずれにしろ、私のように足元が冷えやすい方にとってはありがたい床仕様と言えます。

やわらかく踏み心地が良い

ほっカラリ床はやわらかく踏み心地が良いです。

今までにない不思議な感覚。

イメージとしては網目の粗い畳のうえを歩いているような感じ。

子供の体を洗う時にひざをついていますが、従来のタイルに比べると全然痛くないです。

また、足裏にもフィットしやすく、転倒のリスクを軽減してくれるメリットも。

ほっカラリ床は老若男女に配慮した床材と言えます。

水はけがよく、翌朝には乾く

ほっカラリ床は水はけがよく、翌朝には乾いています。

といっても、乾き具合は環境に左右されます。

実際に以下の条件で検証してみました。

使用直後のほっカラリ床。

ビショビショになった床も6時間経てば乾きます。

公式サイトの「翌朝にはカラリ」はあながち間違っていません。

また、この乾きやすさもあってかカビもどことなく生えにくいです。(冬の場合)

これら3つの特徴からほっカラリ床は機能性、実用性ともに満足できるかと思います。

シーリング照明(電球色)

Sタイプの標準仕様はシーリング照明(電球色)。

お風呂場の後悔ポイントでも述べていますが、ダウンライト(昼白色)すればよかったです。

この標準仕様は思った以上に暗く、清潔感や爽やかさに欠けます。

また、シーリング照明は洗い場側にしか付けられないので、

浴室がどんより暗い雰囲気に。

ダウンライトで浴室全体を照らすようにし、

さらに昼白色で清潔感や爽やかさを演出すればよかったです。

好みはあるかと思いますが、個人的にお風呂は明るいほうがいい。

コンフォートウエーブシャワーの水圧

コンフォートウエーブシャワー(アクティブ)の紹介になります。

手元のボタンで以下3つのモードに切り替えが可能。

アクティブウエーブ

範囲の狭い強めのシャワーです。

水圧は申し分ないですがシャワー範囲が狭いのが難点。

ウォームピラー

水道のカランみたいなやつです。

ほぼ使うことはないです。

コンフォートウエーブ

範囲の広い弱めのシャワーです。

冷水だと水圧が強いですが、温水に切り替えると弱めになってしまう仕様。

個人的にはもう少し強めにしてもいいのかなと思いました。

詳しくは下記リンク先を参考にしてみてください。

TOTO公式｜コンフォートウエーブシャワー

高さ・角度が調整できるスライドバー

高さ、角度を調整できるスライドバー。

金具をスライドさせることで好みの高さ、角度に固定することが可能。

後悔ポイントでも述べていますが、このスライドバーはいらなかったです。

理由としては使わないですし、水垢がめちゃくちゃ目立つからです。

使用頻度、お掃除の手間を考えるとスライドバーは不要でした。

ただ、お風呂から出るときに手すりとしても使えるので、

転倒などの不安がある方は導入を検討してみてもいいかもしれません。

アクセントパネルは「パティオベージュ」

お風呂のパネルは好みに合わせて選ぶことができます。

Sタイプの場合、アクセントパネルはハイグレードⅡの中から、

残りの周辺パネルはベーシックグレードの中から選ぶ形になります。

我が家はアクセントパネルに有料オプションのパティオベージュに変更。

値段は＋10,500円なります。

基本仕様の中から選べば±０円なので、とくにこだわりがなければ標準のままでいいかと思います。

なお、パネルは４面同色プランと浴槽横アクセントプランもあります。

Sタイプ(1616)の価格

サザナSタイプ(1616)の価格は1104,000円。

上位モデルと比較してみると・・・。

Tタイプとの差額は約5万円。

違いは棚水栓と収納棚が大きくなったくらい。

Pタイプとの差額は約23万円。

違いは棚水栓の大きさと機能、カウンターの大理石化、収納棚の大きさくらいです。

カウンターと収納棚、鏡を排除した我が家からすると、

グレードアップしようが、しまいがあまり変わらない感覚。

パネル(全面)はマグネット式になっており、収納棚や鏡は自分好みにカスタマイズ可能。

とくにこだわりがなければSタイプ(1616)で十分だと思います。

追加したオプションと価格

Sタイプ(1616)で追加したオプションと価格は以下。

アクセントパネルをパティオベージュへ変更。

お風呂のドアを折れ戸→開き戸にオプション変更。

さらにドア外タオル掛けも付けました。

ドア外タオル掛けはあったほうが何かと便利。

入浴後に使うタオルを掛けたり、バスマットを掛けたりと色々な使い方できるから。

折れ戸や引き戸にはない開き戸専用のオプションとなります。

タオル掛けを基本仕様から角形(シルバー)へオプション変更。

これは完全に見た目で選びました。

基本仕様はどことなくチープさが出てしまうため、

高級感を出すために角形(シルバー)へ変えました。

ランドリーパイプ(１本、ホルダー４個)をオプション追加。

衣類乾燥を使わないにもかかわらず、ランドリーパイプを付けてしまいました。

ただ、あったらあったで、こんな感じに色々引っかけることができて便利です。

迷ったら付けとくのが無難かもしれません。

三乾王の電気代と使い心地

TOTOの換気暖房乾燥機「三乾王」。

天井埋め込みで見た目もスッキリ。

「三乾王」の機能は以下5つ。

1台で5役こなす優れものです。

暖房

冬場に活躍してくれるのが「暖房」。

ヒートショック対策として浴室内を素早く暖めてくれます。

暖房は入浴前と入浴中のボタン切り替えが可能。

入る直前まで強い温風で暖めておき、入るときに弱い温風に切り替えるのが一般的な使い方。

こうすることで、暖めすぎによる「のぼせ」や「節電」にも一役買ってくれます。

冬場、冷え性の私は入浴前・入浴中に関わらず強い温風を使用していますがめちゃくちゃ快適。

お風呂に入るのが億劫になりがちな真冬ですが、

「ほっカラリ床」と「暖房」によってブルブル震えることなくお風呂に入ることができます。

衣類乾燥

梅雨時や花粉の季節でも室内干しが可能な「衣類乾燥」。

運転はecoモードと標準モードに切り替えが可能。

標準は温風乾燥３時間で終了。

ecoモードは送風乾燥を長く、温風乾燥を短く運転(交互)して10時間で終了。

時間はかかりますが電気代を抑えたいならecoモードを推奨。

ドラム式洗濯機で乾燥まで済ませてしまうので「衣類乾燥」は使っていません。

関連記事【公開】ランドリールーム兼脱衣所の「3畳」は狭いのか？

換気

強めの換気をしたいときは「換気」。

カビ、結露、臭いの予防として、我が家ではお風呂上りに2~3時間くらい回しています。

電気代にして約0.4～0.6円。

お風呂上りにこのボタンを押すだけでカビ予防としてはすごく効果的です。

涼風

「涼風」は蒸し暑さや入浴後のほてりを送風運転により和らげてくれます。

冷房機能ではなく、あくまでも送風機能。

むし暑い夏場なんかは扇風機の代わりとしても活躍してくれそうです。

我が家では使わない機能となっております。

おそらく使っていないご家庭がほとんどではないでしょうか？

24時間連続で運転し続ける「24時間換気」。

先ほど紹介した「換気」よりも弱めの換気機能といったイメージです。

「24時間換気」はフル稼働しています。

換気扇を止めると一気にカビが増えるリスクがあります。

お掃除の手間考えれば常に運転すること推奨。

電気代も約78円(1ヵ月運転した場合)とそこまで負担が大きくないです。

【TOTOサザナ】Sタイプを検討中の方へ

サザナSタイプを検討中の方へ伝えたいことは以下。

お風呂にこだわりがなければSタイプを推奨。

さらにお掃除の手間を減らしたいのならカウンター・鏡・収納棚を付けない選択肢も。

ほっカラリ床だけでもサザナSタイプにする価値はあります。

シーリング照明は思った以上に暗いので、

ダウンライトへの変更も視野に入れたほうがいいです。

最後に、折れ戸→開き戸にすべきです。

関連記事≫【新築】実際にお風呂窓なしにして感じたこと共有してみる

関連記事≫【スリム対面型】TOTO「ミッテ」の施工例と追加オプションを紹介